番長三浦「ドキドキ」52日ぶり5勝 後半戦初の3連勝呼んだ

[ 2015年9月3日 05:30 ]

<中・D>三浦は6回1失点で5勝目を挙げ、最後を逃げ切った山崎康(右)とハイタッチ

セ・リーグ DeNA3-2中日

(9月2日 ナゴヤD)
 ナゴヤドームのお立ち台でDeNAの三浦は「ドキドキしました。最後はチーム一丸となって勝てましたね」と思わず本音を吐露した。2点リードの9回2死満塁のピンチで守護神・山崎康が藤井に左前打を浴びたが、左翼・乙坂が好返球で二塁走者・平田の同点の本塁生還を阻止。劇的な幕切れで7月12日のヤクルト戦(神宮)以来52日ぶりの今季5勝目をマークした。

 8月19日のヤクルト戦(横浜)で2回5失点KO。5試合連続白星がなく2軍に降格し、「疲労がたまっていた」とファームの実戦で投げず心身のリフレッシュに専念した。中13日での復帰登板で6回1失点の快投。グラウンドが広く、気候に左右されない屋内球場は緻密な制球力が生きる。ナゴヤドームでは13年から5連勝と相性抜群。中畑監督も「(三浦)大輔サマサマ。低めに集める大輔らしい投球」と称えた。

 中日戦13勝8敗と2年ぶりのカード勝ち越しを決めて、後半戦初の3連勝。自力CS消滅の危機だった8月30日から負けていない。三浦は「投げる試合は勝たなきゃいけない。勝つしかない」とナインの思いを代弁した。(平尾 類)

 ▼DeNA・山崎康(9回にエルナンデスの打球を右ふくらはぎに受けたが1失点で切り抜けて今季34セーブ目)痛かったけど自分でまいた種だったので投げたかった。

 ▼DeNA・乙坂(9回に左翼の守備で好返球で平田の同点の本塁生還を阻止)あれが僕の仕事ですから。

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