7季ぶり1部復帰の日大サヨナラ快幕 “降格経験”根岸が大仕事

[ 2015年9月3日 05:30 ]

サヨナラ打を放った日大・根岸

東都大学野球第1週第1日 日大5―4国学院大

(9月2日 神宮)
 秋季リーグが開幕し、1回戦2試合が行われた。7季ぶりに1部に復帰した日大は9回に根岸晃太郎内野手(4年)に逆転サヨナラ打が出て、国学院大に5―4で先勝。根岸はリーグ戦初本塁打も放ち3安打4打点の活躍だった。開幕戦に登場した亜大は春王者の専大に6―2で快勝。頓宮(とんぐう)裕真捕手(1年)が左越え本塁打を放つなど打線が10安打を記録した。

 冷静に狙い球を絞っていた。3―4の9回2死二、三塁。日大の5番・根岸が甘く入った直球を強振した。右越えの逆転サヨナラ打。「真っすぐに張っていた。大学に入ってこんな経験は初めてだったので、素直にうれしかった」と早口でまくし立てた。

 入学直後の春に最下位となり、チームは2部に降格。昨春の国士舘大2回戦では自らの失策が絡んで逆転負けを喫するなど、歯がゆい思いばかりしてきた。「これまでチームに貢献できていなかった。気持ちでどうにかしようと思った」。5回には大学初アーチを中越えに運ぶなど3安打4打点。最終学年でたどり着いた神宮の舞台で、大仕事をしてみせた。

 7季ぶりの1部1勝。仲村恒一監督は「2部ではこんな試合ばかり。自分たちの野球ができた」と選手たちを頼もしげに見つめた。 (川島 毅洋)

 ▼国学院大・鳥山泰孝監督 継投でいったけど、こういう試合もある。(4番の)久保田が打って勝ちに結びつけたかった。

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2015年9月3日のニュース