巨人・高木勇 新人17年ぶり快挙なるか 得点圏被打率1位

[ 2015年9月1日 10:48 ]

巨人の高木勇

 走者を得点圏に置いた場面こそ、先発投手の真価が問われる。相手をいつまでも無安打に抑え続けることは難しい。だが多少は走者を出しても、本塁にさえ還さなければ結果は同じだ。そこで両リーグ規定投球回以上の27人で、得点圏被打率の低い投手をランキングした。

 1位は新人の高木勇(巨)で.187。123打数23安打で、同僚の菅野(巨)の.190を抑え堂々の両リーグトップに立つ。得点圏被本塁打もルナ(中)に許した2ランの1本だけと、大量失点につながる一発を防いでいる。3位は小川(ヤ)の.1926で、上位3人がセの投手。4位が武田(ソ).1929でパのトップだった。

 高木勇は前回登板の8月28日中日戦で、7回を無失点で両リーグ新人最多の8勝目。初回亀沢に三塁打されるなどピンチはあったものの、得点圏では打者6人を完全に抑えた。新人で得点圏被打率が両リーグトップで終われば、98年の川上(中)以来17年ぶり。新人離れした度胸を持った右腕といえるだろう。 (記録課・矢吹 大祐)

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2015年9月1日のニュース