清宮 米国にリトル伝説“史上最長弾”「あの星条旗の前まで」

[ 2015年8月24日 07:55 ]

「清宮はあの外野の大きな星条旗の前まで飛ばしたんだ」と話すリトルリーグのダウンズ広報部長

 早実・清宮がリトル時代に「世界一」に輝いた米ペンシルベニア州ウィリアムズポートでは、今なお清宮伝説が語り継がれている。同地では現在、リトルリーグ世界選手権が行われており、日本代表として清宮の出身チームである東京北砂が出場している。

 リトルリーグ・インターナショナルのクリストファー・ダウンズ広報部長は「清宮は体も大きく誰よりも目立っていた。あの大会、投手たちは清宮から三振を取るのは無理だから、必死にコーナーを突いたけど、彼の打球は軽々と外野手の頭上を越えていった」と3年前の衝撃を語る。

 12年大会で清宮は打率・667、3本塁打をマーク。準決勝のパナマ戦で放った一発は「史上最長弾」とも言われている。「あの星条旗の前まで飛んでいった。公式な数字はないが、最近ではあれ以上に飛んだ本塁打は見たことない」と、同氏は右翼後方を指さした。

 球場近くにある博物館では、当時の清宮の活躍映像も見ることができる。ダウンズ氏は「投手としても凄かったし、本当にベーブ・ルースみたいだった」と懐かしそうに話した。(奥田秀樹通信員)

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