巨人・原監督 後輩快挙に万感の思い「父も“超えたな”と…」

[ 2015年8月21日 07:37 ]

阪神戦前に東海大相模の先輩で元競輪選手の星川氏(右)と笑顔の原監督

第97回全国高校野球選手権大会 東海大相模10-6仙台育英

(8月20日 甲子園)
 東海大相模OB、そして前回優勝監督・貢氏の息子である巨人・原監督も万感の思いに浸った。「OBとしてこんなに感激することはない。全国制覇がいかに難しいか」。後輩へのメッセージを求められると「十分です。僕はそれ以上の言葉はない。ありがとうございました」と語った。

 阪神戦の試合前練習の合間に経過をチェック。9回表の東海大相模の攻撃中にノックバットを持ったままベンチ裏へ下がり、歓喜の瞬間を見届けた。貢氏が率いた1970年以来の優勝に「スコアは45年前も10―6。小学校6年生の時、父が胴上げされる姿を見た」と当時を振り返った。

 中3時の73年夏、貢氏と甲子園を観戦。父が監督を務める東海大相模に進む意思を固めた。名古屋遠征中の15日、貢氏の代理で「育成功労賞」の表彰式に出席。高3時の76年以来、39年ぶりに高校野球の舞台としての甲子園を訪れ「父に対する感謝が一つ加わりました」と、大会100年の聖地をかみしめた。

 貢氏と門馬監督の関係については「息子のように可愛がっていた。時には叱咤(しった)しながら」と回想。指揮官としての手腕には「うちの父は、“攻撃性の部分では門馬君が超えたな”と(メッセージを)送っていると思う」と息子として代弁していた。大林 幹雄)

 ▼巨人・菅野(07年度卒)優勝候補と言われてプレッシャーを感じていたと思いますが、前評判通りに優勝したことが本当に凄いことだと思います。

 ▼広島・田中(07年度卒)優勝候補と言われてきた中で優勝することが凄いことだと思います。

 ▼阪神・一二三(10年度卒)自分たちは準優勝(10年夏)で終わっているのでうれしい。いい刺激にして、自分も頑張らないといけないと思います。

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2015年8月21日のニュース