89年準Vメンバーも健闘称える 山口貴史さんは応援席から声援

[ 2015年8月21日 05:30 ]

第97回全国高校野球選手権大会 仙台育英6-10東海大相模

(8月20日 甲子園)
 仙台育英の応援席に89年夏準優勝メンバー・山口貴史さん(43)の姿があった。当時、三塁手だった山口さんは試合後に土を集める時間がなく、慌ててユニホームのポケットに詰めた土を今でもベッドの上に飾っている。後輩が決勝まできたら必ず甲子園で応援すると心に決めていた。「やっとですね。最高の気分。何が何でも勝ってほしい」と声援を送ったが敗戦。それでも健闘した後輩を称えていた。

 ▼山口・早鞆 大越基監督(仙台育英が89年夏に準優勝した時のエース)ワンサイドになりそうな試合をよく食らいついた。全国優勝を明確な目標として大会に挑んだチームの戦いぶりで、東北が弱いという劣等感を払しょくしようと頑張った私の時とは全然違う。26年前の夏からこれほど強くなったと実感でき東北人としてうれしかった。

 ▼ヤクルト・由規(07年度卒)優勝はできなかったけど、後輩たちを誇りに思います。ここまでの活躍で与えた勇気と感動は、東北のみならず全国に届いていると思います。僕自身とても感動し、刺激を受けました。本当にお疲れさまでした。

 ▼巨人・橋本(08年度卒)感動しました。小笠原君から6点を取ったので日本一の打撃だったのではないでしょうか。自分も頑張りたいです。

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2015年8月21日のニュース