東海大相模、大勝で5年ぶり決勝進出!吉田&小笠原がオコエ封じた!

[ 2015年8月19日 15:43 ]

<東海大相模・関東一>東海大相模先発の吉田

第97回全国高校野球選手権準決勝 東海大相模10―3関東第一

(8月19日 甲子園)
 第97回全国高校野球選手権大会の第13日は19日、準決勝が行われ、第2試合で関東第一(東東京)と東海大相模(神奈川)が激突。東海大相模が10―3で関東第一を下し、10年以来5年ぶりの決勝進出を決めた。20日の決勝で夏2度目の優勝を懸けて仙台育英(宮城)と対戦する。関東第一のオコエ瑠偉外野手(3年)は5打数1安打に終わった。

 試合は初回から動いた。東海大相模が、関東第一先発・阿部の不安定な立ち上がりを攻め立て、宮地ら3本の二塁打と豊田の左越え2ランで4点を先制した。

 打線は2回に2死三塁で相手遊撃の失策で1点を追加。5回にも相手失策絡みの得点と川地の適時打、さらに宮地の2点左安打で4点。6回にも犠飛で1点を加点し、4戦連続2桁安打となる13安打10得点で試合の流れを決めた。

 東海大相模の先発は2枚看板の右腕・吉田。17日の準々決勝(花咲徳栄戦)でも先発したが4回途中3失点とふがいない内容で、味方が同点に追いついた場面ではベンチで涙した。前回登板の名誉挽回を誓った吉田は初回から好投。切れのあるスライダーを中心とした配球でオコエら関東第一打線を封じ、7回を8安打1失点。先発の役目を果たして小笠原にマウンドを譲った。8回から登板した小笠原は交代直後の8回に2失点するも、その後は失点を許さず。9回は無失点に抑えリードを守り抜いた。

 16日の準々決勝(興南戦)で決勝2ランを放った今秋ドラフト候補、関東第一のオコエは三振、三振、遊ゴロと第3打席まで凡退した。7回の第4打席で左前安打を放ち出塁。伊藤の適時打でチーム1点目のホームを踏んだ。8回の第5打席では小笠原と対決したが、二ゴロに。結局、オコエは相手2枚看板を打ち崩せず5打数1安打に終わった。チームは序盤の大量失点と中盤の失策がらみの失点が痛かった。

 決勝は20日午後1時にプレーボール。夏2度目の優勝を狙う東海大相模と初優勝を目指す仙台育英が激突する。

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