楽天・星野SA U18代表VS大学代表視察へ 狙いは即戦力腕

[ 2015年8月18日 08:30 ]

楽天の星野SA

 闘将が生チェックだ。楽天の星野仙一シニアアドバイザー(SA=68)が、今月26日に甲子園で行われる「侍ジャパンU―18高校日本代表VS侍ジャパン大学日本代表」戦を視察することが17日、分かった。

 28日から日本で初開催されるU―18ワールドカップ(W杯)に向け、今夏の甲子園出場選手を中心に選抜される高校日本代表の壮行試合。早実の1年生スラッガー、清宮も選出される可能性があり、日本野球機構(NPB)の関係者も「スカウトが勢ぞろいすると思う」と予想する。星野SAは阪神監督時代の本拠地だった甲子園のバックネット裏に陣取り、金の卵たちに熱視線を送る。

 星野SAがアマチュア選手を視察することは極めて異例だ。監督だった昨季までは上位指名候補を映像でチェックしていた。常々「楽天はドラフトで失敗できない」と話しており、現職となった今年は全国の大学、社会人チームの人脈を駆使して情報を集めている。球団から受けた今回の視察のオファーも快諾した。

 ドラフトの補強ポイントは例年同様に即戦力投手。特に仙台大の152キロ右腕・熊原、富士大の151キロ右腕・多和田ら地元・東北の投手に注目しているが、一方で生え抜き野手の育成が課題だ。近年で入団からレギュラーを奪い、定着したのは嶋と銀次のみ。それだけに関東第一のオコエや仙台育英の平沢の評価も高い。

 ドラフト1位を即戦力の大学生か、将来性ある高校生にするかを決める判断材料になる一戦。当日はグラウンドだけでなくバックネット裏も豪華な顔触れとなりそうだ。

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2015年8月18日のニュース