工藤監督「僕のミス」継投し損ね逆転許す「ショック大きい」

[ 2015年8月17日 05:30 ]

<ソ・西>6回1死一、二塁、マウンドで寺原(左から3人目)に助言する佐藤コーチ(右)だが、工藤監督が交代を告げる前にベンチに戻って継投できず

パ・リーグ ソフトバンク4-6西武

(8月16日 ヤフオクD)
 首位チームらしからぬ一幕だった。今季初めて4点リードから逆転負けしたソフトバンクの工藤監督は「はぁー、ショックが大きい」と頭を抱えて引き揚げてきた。

 問題の場面は4―3と追い上げられた6回1死一、二塁のピンチ。左打者の森を迎え、先発の寺原に代え、左腕の森福起用を考えていた。しかし、マウンドに行った佐藤投手コーチは寺原に助言するとベンチに向かって逆戻り。工藤監督は交代の意思を伝えようとしたが、同コーチがファウルラインを越えてしまい、規則上、森の場面で交代ができなくなってしまった。

 継投が遅れた結果、寺原は連打で同点にされ、救援した飯田が勝ち越し犠飛を許した。通常、投手コーチがマウンドに行く時は交代するかどうか固まっているが、今回はその意思確認ができていなかった。工藤監督は「僕のミス」と肩を落とした。

 ▼ソフトバンク寺原(6回途中5失点。開幕8連勝ならず今季初黒星)せっかく点を取ってもらったのに申し訳ない。

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