関東第一・長嶋 サヨナラ劇弾!同部屋オコエに負けん公式戦1号

[ 2015年8月17日 05:30 ]

<関東一・中京大中京>9回1死、長嶋は左越えサヨナラ本塁打を放つ

第97回全国高校野球選手権3回戦 関東第一1-0中京

(8月16日 甲子園)
 一瞬の静寂の後、大歓声が起こった。0―0の9回1死無走者。関東第一の5番・長嶋が初球を振り抜くと、打球は左翼ポール際へと消えた。大会史上19人目のサヨナラ本塁打。それも公式戦初アーチで「人生で最高の感触」と大興奮だった。登録は両打ちだが、もともとは右打ち。左打席で結果を残せず、6月から専念した右打席で「真っすぐ一本に絞った」と直球を狙い打ちし、値千金の一発を放った。

 宿舎ではオコエと同部屋。部屋は和室だが、昨夜はオコエが「ベッドで寝たい」と洋室に行き、帰ってこなかった。オコエは「朝帰り」してインターホンを鳴らす嫌がらせをしてきたそうで「いたずらばっかりしてくる」と苦笑い。そして「(関東第一は)オコエだけじゃないぞと、みんな思っていた。けど自分でもビックリ」と喜んだ。

 ≪大会通算19本目のサヨナラ本塁打≫関東第一・長嶋が中京大中京戦の9回にサヨナラ本塁打。夏のサヨナラ本塁打は昨年日本文理・新井が富山商戦で打って以来、大会通算19本目。スコア0―0からのサヨナラ本塁打は73年今治西・大谷(3ラン)、84年法政一・末野、09年立正大淞南・後藤に次ぎ4本目となった。

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2015年8月17日のニュース