仙台育英、東北対決制し21年ぶり8強 エース佐藤世が好救援

[ 2015年8月17日 05:30 ]

<花巻東・仙台育英>8強入りし、ガッツポーズの仙台育英・佐藤世

第97回全国高校野球選手権3回戦 花巻東3-4仙台育英

(8月16日 甲子園)
 仙台育英が花巻東との東北対決を制し、21年ぶりの8強に進出。今秋ドラフト候補のエース右腕・佐藤世が、3―2の4回1死一塁から登板してリードを守り抜いた。

 「(先発した)百目木(どめき)には県大会で助けてもらったので、何としても勝ちたかった。勝っている状態で渡してくれたので、負担が軽かった」と振り返った。

 今後の連投を避けるための救援登板。最速145キロの直球に加え、決め球のフォークも効果的に活用した。「ボール球になるフォークを全く振ってくれなかったのでストライクゾーンにフォークを落として打たせようと思った」。三振はわずか2個だったが、5回2/3を2安打1失点に抑えた。

 1月に右肘を剥離骨折した影響で宮城大会では本来の調子には程遠かった。それでも甲子園で完全復活し「指に球が掛かるようになり、球威や切れも上がった。ここまで来たら優勝旗を狙いたい」と再び東北対決となる17日の準々決勝・秋田商戦を見据えた。

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2015年8月17日のニュース