楽天・斎藤隆、今季限りで引退…日米で活躍24年目、17日に会見

[ 2015年8月17日 01:00 ]

今季限りで現役引退することが分かった楽天・斎藤隆

 楽天・斎藤隆投手(45)が今季限りで現役を引退することが16日、分かった。この日までに球団と話し合って決断。日米で活躍し、多くのファンに親しまれた男が、ついにユニホームを脱ぐ。

 斎藤は東北福祉大から91年にドラフト1位で大洋(現DeNA)に入団。本格派右腕として98年には先発、中継ぎでフル回転して日本一に貢献した。36歳だった06年に夢であったメジャーに挑戦。同年から3年間所属したドジャースで守護神を務めるなど、5球団を渡り歩いた。13年に8年ぶりに日本球界に復帰し、地元・仙台に本拠を置く楽天に入団。同年は3勝0敗、防御率2・36で球団創設9年目の初優勝と日本一に貢献した。

 2月に45歳となったプロ24年目の今季は4月に2試合に登板したのみ。2軍降格後もコンディション不良に苦しんだ。それでも今月6日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(コボスタ宮城)で9回に登板し3安打2失点も最速は144キロ。「しっかり睡眠をとって頑張りたい」と1軍復帰に向け意欲を語っていた。

 球団は東北のファンから認知度もある斎藤を将来の監督候補として期待している。17日に仙台市内で会見が行われる予定。

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2015年8月17日のニュース