マイコラス 家族の前で1失点完投リーグトップタイ9勝目

[ 2015年8月12日 05:30 ]

<巨・D>スタンドの声援に答えるマイコラス

セ・リーグ 巨人2―1DeNA

(8月11日 東京ドーム)
 巨人のマイコラスが止まらない。球団1年目の外国人では96年ガルベス以来の7連勝。リーグトップタイの9勝目を1失点完投で飾った。9回1死から三塁打を許して同点のピンチを迎えたが、代打・井手を「三振を取りにいった」と外角149キロで見逃し三振。続く梶谷を平凡な中飛で締めた。

 「家族や愛する人が球場にいると、いつも以上に自信を持ってマウンドに上がることができる」。スタンドには妻・ローレンさん(27)とともに、来日中の父・スティーブさん(54)、兄・ダグラスさん(30)、おば・ランディさん(64)が観戦。休養日は一緒に高尾山に登り、3人の約1週間の滞在中で唯一の登板機会で快投した。好調を持続する右腕は「打者がどういう反応をしたか、常に見ながら戦略を考えている」と胸を張った。 (大林 幹雄)

 ≪巨人来日1年目で最多の7連勝≫マイコラス(巨)が3度目の完投勝利で9勝目。6月20日中日戦からは7連勝。巨人外国人の7連勝以上は09年ゴンザレスの9連勝を筆頭に4人目で、来日1年目では96年ガルベスに並ぶ最多連勝だ。また、チームの連敗を4で止める白星。巨人の3連敗以上は今季6度目だが、うち4度をマイコラスが止めている。なお、この日は与四死球0で10奪三振。チーム助っ人の無四死球完投勝利&2桁奪三振は初。

続きを表示

この記事のフォト

2015年8月12日のニュース