花咲徳栄・久々宇3安打快勝けん引 全国19世帯「覚えてもらえたら」

[ 2015年8月12日 05:30 ]

<三沢商・花咲徳栄>2回、久々宇は左中間二塁打を放つ

第97回全国高校野球選手権大会2回戦 花咲徳栄15―3三沢商

(8月11日 甲子園)
 花咲徳栄が猛打で14年ぶりの夏1勝だ。チームの甲子園春夏通じて最多15得点を叩き出す火付け役となったのが1番・久々宇(くぐう)。「打ってつないで自分たちの野球ができた」と笑顔がはじけた。

 低めに集めてくる相手投手に、ゾーンを下げて対応して3安打2打点。初回に外角低めを左越え二塁打して4点につなげると、2回にも左中間二塁打。3回も外角球を左前に2点適時打した。全国に19世帯しかない珍しい名字。「何度も読み方を聞かれたり、不便なことの方が多い」と苦笑いしながらも「これを機に名前を覚えてもらえたら」とアピールした。

 9回には4番・大滝の左越えランニング2ランなどでトドメを刺した。高校通算28号としたドラフト候補は「野球人生で初。全力疾走を心掛けた結果」と胸を張った。(松井 いつき)

 ▼ロッテ・根元(01年度卒)試合は自宅で見ていました。それにしても後輩たちはよく打つ。後輩たちの活躍がいい刺激になりました。

 ▽毎回安打 花咲徳栄が2回戦の三沢商戦で記録。今大会3度目で通算75度目。

 ▽代打本塁打 三沢商の金渕が2回戦の花咲徳栄戦で記録。第96回大会で明徳義塾の田中が智弁学園戦で記録して以来、14人目。

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