仙台育英20安打12点大勝!ドラフト候補・佐藤世8回1失点の快投

[ 2015年8月9日 18:31 ]

<明豊・仙台育英>仙台育英先発の佐藤世

第97回全国高校野球選手権大会1回戦 仙台育英12―1明豊

(8月9日 甲子園)
 第97回全国高校野球選手権大会第4日が9日に行われ、第4試合は仙台育英(宮城)が12―1で明豊(大分)に大勝し、2回戦進出を決めた。打線が先発全員の20安打を放つと、投げては今秋ドラフト候補に挙がる右腕・佐藤世が8回1失点の快投を見せた。

 エース佐藤世は直球にキレのあるフォーク、スライダー、カーブを織り交ぜて明豊打線を6回まで散発2安打に封じた。7回に四球をきっかけに失点したが、8回4安打1失点と好投すると、9回は百目木(どめき)が無失点で締めくくった。

 打線は初回、打者9人で6安打をマークして5点を先制。青木の左翼フェンス直撃の二塁打で1死二塁とすると、プロ注目の3番・平沢が真ん中低めの直球を完璧に捉えてバックスクリーン右へ飛び込む先制の2点本塁打。郡司、佐々木良、紀伊の3連打でさらに2点を挙げ、なお2死三塁から谷津の右前適時打で5―0とリードを広げた。

 3回には佐々木良と紀伊の連打で1点を加え、一度は2死無走者となったが、谷津、佐藤世の連打で二、三塁とすると佐藤将が左翼線を破る2点二塁打を放って8―0。6回には、紀伊の左翼線適時二塁打などで2点を追加してダメを押した。仙台育英はこの試合で計10本の二塁打をマークし、チーム1試合最多二塁打の大会記録を更新した。

 明豊はエース左腕の前田が初回から打ちこまれ、16安打10失点で6回途中で降板。打線は仙台育英・佐藤世、百目木の前に7回の1点のみに終わった。

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