母は遺影を手に涙 鳥羽・梅谷主将 堂々の宣誓「お父さんが…」

[ 2015年8月7日 05:30 ]

選手宣誓を行う鳥羽・梅谷主将

第97回全国高校野球選手権大会開会式

(8月6日 甲子園)
 鳥羽の梅谷主将は思いを伝えるため、意識的にゆっくりと、落ち着いて宣誓した。高校野球100年の節目、広島に原爆が投下された日の開幕。

 「次の100年を担う者として、8月6日の意味を深く胸に刻み、甲子園で躍動することを誓います」とのはっきりとした声が響いた。父・重夫さん(享年51)が今年5月に他界。母・真由美さんが遺影を手にスタンドで涙ながらに見守る中で、大役を務め「すらすら出てきたのも、お父さんが見ていてくれたから」と神妙な面持ち。初代王者の誇りを胸に「一戦一戦戦って、日本一を目指したい」と語った。

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2015年8月7日のニュース