ソフトB 摂津でM36 740日ぶり完投勝利 ハムを3連破

[ 2015年8月7日 05:30 ]

<ソ・日>お立ち台で「せっつくん」とガッツポーズする摂津

パ・リーグ ソフトバンク7-1日本ハム

(8月6日 ヤフオクD)
 エースが完全に輝きを取り戻した。ソフトバンク・摂津が13年7月27日の日本ハム戦(ヤフオクドーム)以来、740日ぶりの完投勝利。「四球がなかったのが一番。前回もストライク先行で良かったので、今回もそのように心掛けた」。6安打1失点で10奪三振、無四球の快投。生命線のコントロールがよみがえった。

 先頭の中島を3球三振に斬るなど初回からストライクが先行した。直球の制球がさえ、得意のカーブ、シンカーも交えた緩急で相手打線に的を絞らせなかった。6回まで許したヒットはわずか1本。3~6回は3人で退けた。7回に近藤に適時打を浴びて完封は逃したが、続くレアードを内角直球で見逃し三振。終盤になっても制球は乱れなかった。

 工藤監督から「ためが少ない」と指摘され、6月に不調のために2軍で再調整している間に、右脚の使い方や体を横に回転させすぎないようにフォームを修正した。前回7月21日のロッテ戦(ヤフオクドーム)では7回無失点で白星を挙げながらお立ち台を断ったが、この日は「これで完全復活と思ってもらえるように、この後の試合も頑張っていきたい」と大観衆の前で笑顔を輝かせた。

 チームの連勝は今季最多の8に伸び、前日点灯したマジックは2つ減って36となった。2位・日本ハムに3連勝してゲーム差は11・5。工藤監督は「びっくりするくらい強い」と舌を巻く。絶好調のチームに復活したエースが加わり、リーグ2連覇へさらに加速した。

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