ロッテ・デスパ 駆けつけ打点!キューバ代表から復帰、第1打席で

[ 2015年7月26日 05:30 ]

<楽・ロ>初回1死一、二塁、デスパイネが左前適時打を放つ

パ・リーグ ロッテ7-4楽天

(7月25日 コボスタ宮城)
 「キューバの鉄人」がいきなり魅せた。ロッテのデスパイネが「4番・DH」で7日の日本ハム戦(QVCマリン)以来の先発出場。初回1死一、二塁の先制のチャンスで、外角寄りのチェンジアップを左前に運ぶ先制適時打を放った。

 「復帰して最初の打席にしてはまあまあだったね。安打を放って打点を挙げられてよかった」

 伊東監督が「初回から良い形で先制できた」と言うように、主砲が打線に火を付けた。12安打で7点を奪い、苦手にしているコボスタ宮城では昨年4月29、30日以来となる2連勝を飾った。

 ロッテに加入した昨年7月後半から、ほぼ無休で試合に出続けている。昨秋も日本がオフシーズンになると、すぐさま帰国したキューバリーグに参加。プレーオフにまで進出したため、日本の開幕には間に合わなかった。今回はパンアメリカン大会(カナダ)に出場していたキューバ代表チームに招集されていたため、8日に離日した。22日に再来日し、この日が復帰戦。「ハードだったけど、疲れはないよ。時差ボケで少しまだ眠たいけどね」とおどけつつも、初戦できっちりと4番の仕事を果たした。

 これでチームは2連勝で再び4位に浮上した。「とにかく勝つことが大事だから」と指揮官。勝利のために必要な「最大のピース」が戻ってきたことは後半戦の明るい材料だ。
 (重光 晋太郎)

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