慶応・上田誠監督勇退　最後の夏終わるも「悔いはない」

＜桐光学園・慶応＞桐光学園に敗れ引き揚げる今季限りで監督を退任する上田監督（左）

第９７回全国高校野球選手権神奈川大会準々決勝 慶応２―５桐光学園

（7月24日 横浜）
　慶応・上田誠監督の最後の夏が終わった。桐光学園相手にわずか２安打と打線が沈黙したが「悔いはない。全員一生懸命やってくれた」と振り返った。

　エース津留崎が大会直前に右肘じん帯を剥離した中での８強進出。前日にはＯＢの日本ハム・白村も練習に訪れて甲子園春夏４度出場の名将の勇退を惜しんだ。

　最後まで「エンジョイ・ベースボール」を貫き、今後は副部長として部に携わる上田監督は「多くの人に感謝したい。楽しめました」と２５年の監督生活に幕を閉じた。