大阪No・1右腕散る…大商大高・大西16Kも延長で涙

[ 2015年7月22日 05:30 ]

大商大高・大西広樹投手

第97回全国高校野球選手権大阪大会3回戦 大商大高0-1東大阪大柏原

(7月21日 住之江)
 最速148キロを誇り大阪No・1右腕の呼び声高い大商大高・大西広樹投手(3年)の夏が終わった。延長11回2死二塁から南野に162球目を右前へサヨナラ打されると、マウンド上で崩れ落ちた。19日の2回戦・大塚戦で同じドラフト候補右腕・村林との投げ合いを制す12回完投。肩に張りが残る中での登板だったが、この日も10回2/3を被安打5で16三振を奪った。

 「最後は力が残っていなかったので気持ちで投げました。悔いはない」

 今夏は3試合すべて完投し計28回2/3を被安打13の30奪三振で2失点。山岡大樹監督は「大西に最後まで任せた。本当によく投げてくれた。大西を含め、試合をする度に全員の成長を見ることができた」とナインを称えた。

 プロ注目の逸材だが、今後は大学進学を予定する。「(いつか)絶対プロの世界にいきたい」と夢の続きを語り、高校野球に別れを告げた。

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2015年7月22日のニュース