谷 473日ぶり安打!通算2000安打へカウントダウン再開

[ 2015年7月21日 07:06 ]

<オ・西>3回無死、473日ぶりとなる遊撃内野安打を放つ谷

パ・リーグ オリックス2-0西武

(7月20日 京セラD)
 オリックスのレジェンドが存在感を示した。1軍復帰即スタメン起用された谷が、昨年4月3日の楽天戦以来、実に473日ぶりの安打をマーク。チームに09年から後半戦初戦7連勝となる白星をもたらした。

 「そんなに離れていたんですね」。うれしい1本は、3回先頭の打席で生まれた。岸のカーブを三遊間深くに運び、全力疾走。チーム初安打となる内野安打を奪った。犠打で二進し、2死後、42歳は縞田の右前打でまたしても激走。先制のホームに還ってきた。

 6月の交流戦中に1軍昇格したが、2試合8打席で無安打。「プロの世界では、なかなか1本を打たせてくれない」。デーゲーム後には若手選手よりも長く打撃練習も行ったが、本来の調子が戻らず2軍での再調整を自ら望んだ。

 炎天下の2軍練習でも気を抜かなかった。最後まで外野で打撃練習の打球を追い、ダッシュの本数も増加。「あんなに練習している」と若手が驚くほど汗を流した。全力疾走は体に切れが出た成果だ。通算2000安打まであと76本。目標の数字へのカウントダウンも久々の再開となった。

 3位西武とはまだ10ゲーム差だが、CSの可能性をあきらめるには早い。21日は、谷も慣れ親しんだ神戸での試合。「神戸は花火も上がるしね。僕も花火を上げられるようにって、皆さん思っているでしょ?」と笑った。(鶴崎 唯史)

 ▼オリックス・安達(4回に9号ソロ。84試合目で自己最多本塁打を更新)ホームランは全く意識していない。(打順3番も)3番目に打つ人としか思っていない。

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2015年7月21日のニュース