柳田 中田の4番オーラを称賛「翔に回すと雰囲気が変わる」

[ 2015年7月17日 11:00 ]

球宴でアベックアーチ誓った!お互いのスイング写真を手に笑顔を見せる中田(左)と柳田

 プロ野球マツダオールスターゲーム2015は、17日、東京ドームで行われる。全パで出場するソフトバンク・柳田悠岐外野手(26)と日本ハム・中田翔内野手(26)のドリーム対談がスポニチで実現。ともにフルスイングが持ち味。同じ広島県出身で、柳田が1学年先輩で「翔」「ギーさん」と呼び合う。侍ジャパン代表としても日本球界を背負う若きスラッガーがお互いの野球観などを熱く語り合い、球宴でのアベックアーチを誓った。(取材、構成・福浦健太郎、倉橋憲史、柳原直之)

 中田 ギーさん、よろしくお願いします。

 柳田 翔と一緒にトレーニングやったのはいつだったかな。2年目のオフ(12年)あたりかな。

 中田 (広島市内のトレーニングクラブの)アスリートでね。トレーニングは酸欠になるくらい重量を上げる。来なくなる人は多いですよ。

 柳田 あれから行ってないな。やばかったよな。みんな重い重量上げてビックリした。

 中田 僕は5年目ですかね。本当にやばい。みんな凄いんですよね。広島の丸とかね。スクワットをやったらあいつが一番凄い。(元阪神の)金本さんと同じ重りを上げていた。

 柳田 あと(ロッテの)江村。

 中田 江村はなぜか体が強い。野球に生かせていないけど(笑い)。けっこう重量を上げられる選手は多い。

 柳田 一流の選手がたくさんスクワットのメニューをしている。本当にこれやったら、もっと良くなるんじゃないかなと思いながらやっていた。

 中田 プライベートでもそれくらいから話すようになりましたね。

 柳田 僕は1軍で試合に出ていなかったので。

 中田 それまでは、お互い広島出身ということは知っているというくらいだった。

 柳田 僕の(高校の)同級生で翔と同じチームのやつがいたんですけど、そいつと僕は仲が良くて翔の話は聞いていた。“凄いやつがいる”と。そいつは“バケモン”と言ってました。凄いなと思いましたね。

 中田 僕も共通の知人にちょこちょこ、話は聞いてました。

 ――お互いの印象は。

 中田 僕たちはプロ野球選手なんで、普段はアホなことやってもユニホームを着たら、自然と気持ちは引き締まります。仕事なので野球は。ただ、普段はたぶん僕もそうですけど、ただのアホですよ。

 柳田 めっちゃウケるやん、おまえ(笑い)。

 中田 ユニホームを着たら気持ちが変わる。

 柳田 アホですけど、野球はアホではできないので。僕はない頭を使っています。

 中田 (柳田は)フルスイングで、これだけ率を残せる選手はいないと思う。その中でホームランも打てる。率を残せる打者はどうしても、フルスイングを捨てているじゃないですけど、コンパクトに来る。ギーさんの場合は違うというか、こちらが気持ち良くなるくらいのスイングをする。その中で率を残せるのは凄いと思う。

 柳田 (中田は)甘い球を確実にホームランにするのは凄い。チャンスで翔に回すと、雰囲気が変わる。外野を守っていても、そういう雰囲気やオーラは感じる。それがずっと4番に座り続けている選手の凄さだと思います。

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