相模原の宮崎 14K完封!甲子園と東大目指す秀才エース

[ 2015年7月15日 08:00 ]

<相模原・百合丘>最後の打者を打ち取り小さくガッツポーズする相模原の先発・宮崎

第97回全国高校野球選手権神奈川大会2回戦 相模原4―0百合丘

(7月14日 ひらつか)
 今春県大会準優勝の第1シード校、相模原が宮崎の完封で初戦を突破した。14奪三振のエースは「しっかり下半身を使えた。打たせて取ろうと思った結果、三振になった」と笑顔を見せた。

 私立校が圧倒的な神奈川では51年の希望ケ丘を最後に出ていない、県立校の甲子園出場を狙える位置にいるチーム。野球の練習に励みながら週5日塾に通い、東大を目指す秀才右腕が大黒柱だ。私立へ進学する選択肢もあった中、中学野球で全国制覇の経験がある公立の名将・佐相(さそう)真澄監督の指導を受けたいと同校に進学した。

 投手で入学したが「下半身が使えず三遊間から一塁へ送球が届かなかった」。悔しさをバネに遊撃手として練習を繰り返して2年春から投手に戻ると、制球力がアップした。130キロ台後半の速球にスライダーやパームを交えた快投だった。

 3回戦に勝てば横浜と対戦する可能性があり、「勝って甲子園への道を開きたい」と闘志。公立の意地を見せつける。 (松井 いつき)

続きを表示

2015年7月15日のニュース