東海大相模 ドラフト候補右腕・吉田、今夏は「脱スピード」

[ 2015年7月12日 07:10 ]

第97回全国高校野球選手権神奈川大会開会式

(7月11日 横浜)
 東海大相模のドラフト候補右腕・吉田が夏のテーマに「脱スピード、脱スライダー」を挙げた。

 開会式に出席した吉田は元気な姿で行進。「昨年からもう1年たっちゃったなんて早いですね」。神奈川大会決勝で大会タイ記録の20奪三振をマークした昨夏。注目を浴びたのは縦のスライダーだ。その後「スライダー、スライダーとばかり言われて困ってしまった」と振り返る。さらに最速の151キロも「あれは出過ぎでした。今投げろと言われてもたぶん投げられない」。先行するイメージからの脱却を図る日々を送っていた。

 今春、関東大会の準々決勝・作新学院戦ではスピードを抑えながら1失点完投。追い求めているスタイルが形になってきた。「あれくらいの投球ができればいい」と言う。すべては甲子園に帰って、全国制覇するためだ。

 初戦は16日。エース左腕・小笠原とともに、いよいよ最後の夏が始まる。

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2015年7月12日のニュース