巨人・杉内“満塁男”だ!自らタイムリーで46日ぶり6勝目

[ 2015年7月9日 06:18 ]

<巨・ヤ>4回1死満塁 杉内は右前適時打を放つ

セ・リーグ 巨人7―4ヤクルト

(7月8日 東京D)
 勝利への渇望は左腕だけでなく、バットにも乗り移った。4回1死満塁。巨人・杉内は成瀬の初球、真ん中低め114キロスライダーを右前に運んだ。自ら追加点を挙げ、この回一挙4得点。満塁では7打数3安打7打点、打率・429の勝負強さだ。本業も7回1/3を2失点で5月23日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、46日ぶりの白星。「チームの連勝も止めたくなかったし、自分自身も勝ってなかったので勝ちたかった」とやっと心から笑えた。

 小学校低学年までは投げることよりも打撃に夢中だった。モデルは他でもない原監督。幼少期は右打ちで「テレビで打撃フォームをまねてね。素振りをしたりしていたよ」。今季2打点目は「左投手だし、スライダーが来るかなと」という打者顔負けの読みもあった。

 なかなか手が届かなかった今季6勝目。原監督からは「投球もさることながら、満塁での打撃も素晴らしかった」と惜しみない賛辞を贈られた。(川手 達矢)

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2015年7月9日のニュース