先発9人中4人が医学部志望!札幌南 劇勝で4年ぶり南北海道大会

[ 2015年7月7日 05:30 ]

<札幌南・札幌旭丘>9回1死二塁、中前にサヨナラ打を放った平沢

第97回全国高校野球選手権・南北海道大会札幌地区代表決定戦 札幌南9―8札幌旭丘

(7月6日 円山)
 札幌南が劇的なサヨナラ勝ちで札幌旭丘を下し、4年ぶりの南北海道大会進出を決めた。

 道内屈指の進学校対決は、札幌南が劇的なサヨナラ勝ちで札幌旭丘を下し、4年ぶりの支部代表となった。

 両校全校応援の激突は終盤までもつれ、8―8で迎えた9回1死二塁に途中出場の平沢魁人(3年)が中前に人生初のサヨナラ打。2番手としてマウンドに上がり、打でヒーローとなった平沢は「前の打席で凡退し、直球を狙った。打撃に自信はなく、進塁打を心掛けたら打てました」と苦笑いだ。

 毎年、東大に現浪合わせて10人前後を輩出する進学校。近年は学力レベルがさらに向上し、部員確保も難しくなった。そんな状況で野球と学業を両立させ、菅野龍太主将(3年)は「ブロック代表として恥ずかしくない姿を見せたい。甲子園を目指す」と宣言。野球部もスタメン9人中4人が医学部進学を希望している頭脳派軍団が00年夏に甲子園出場して以来、15年ぶりの夢舞台を狙う。(武田 政樹)

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