600万ドルどうなる?Aロッドの“ボーナス問題”に慈悲ある解決策

[ 2015年7月3日 15:45 ]

ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(AP)
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 ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(39)は5月1日のレッドソックス戦でメジャー歴代4位タイとなる通算660本塁打を放ったが、同記録達成の際に手にすることになっている600万ドル(約7億3千万円)のボーナスの扱いが話し合いによりはっきりしてきた。米メディアが2日に報じた。

 ロドリゲスは07年にヤンキースと10年総額2億7500万ドル(約338億円)で再契約した際、その契約の中に歴代の本塁打記録へ肩を並べるたびに600万ドルを手にすることができる“偉業達成ボーナス”も盛り込まれていた。

 しかし、ロドリゲスは昨季、薬物問題の影響でシーズンを全休したため、ヤンキースはそのボーナスの支払いを拒否。裁判沙汰を避けたい両者は妥協点をさぐるため、記録達成後に選手会を含めての会合を持ち、ボーナスを複数の慈善団体に寄付するというかたちでこの一件を収める話が出ているそうだ。

 600万ドル全額がロドリゲスと球団オーナーのスタインブレナー氏が選ぶ慈善団体へ寄付されるということだが、この“解決策”は今回のボーナス分のみの適応。2日現在でロドリゲスはメジャー歴代3位の714本塁打まであと45本に迫っており、その記録が達成された際には払う払わないの“ボーナス問題”が再燃する可能性もある。

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2015年7月3日のニュース