広島・黒田、完封目前の9回に悪夢…サヨナラ負けで今季3敗目

[ 2015年6月30日 20:44 ]

<巨・広>7回2死一、三塁のピンチで亀井を二ゴロに打ち取った黒田は気合いのガッツポーズ

セ・リーグ 広島1―2巨人

(6月30日 東京D)
 広島の黒田博樹投手(40)が30日、国内復帰後初の巨人戦に登板。8回まで3安打無失点と好投を続けたが、復帰後初の完封勝利目前の9回にまさかの2失点。サヨナラ負けで今季3敗目を喫した。

 1点リードで迎えた9回、マウンドに上がった背番号15に悪夢の結末が待っていた。先頭・長野に右前打を許し、1死後に坂本に中前打され1死一、三塁のピンチを背負う。そして続く阿部に右前打を打たれ追いつかれると、2死一、三塁から亀井に左犠飛を許してサヨナラ負けを喫した。

 それでもGキラーぶりは見せつけた。97年4月25日の巨人戦(東京D)でプロ初登板初勝利を挙げて以降、メジャー移籍前の07年まで、対戦成績は通算20勝17敗だが、04年からの4シーズンで19試合13勝3敗と“強さ”を誇っていた。

 07年9月15日以来8年ぶりとなる巨人戦登板。初回1死から立岡に左前打を打たれたが、6回まで許したヒットはこの1本だけ。7三振を奪い、凡打の山を築いていった。7回、8回と1安打ずつを許したが得点を与えなかった。

 打線は0―0で迎えた8回、丸が中越え11号ソロで先制点を奪ったが、黒田への援護は1点だけ。チームの連勝は2で止まった。

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