メッセ バッキー超え!“外国人K”単独5位浮上

[ 2015年6月28日 08:11 ]

<神・D>力投するメッセンジャー

セ・リーグ 阪神5-3DeNA

(6月27日 甲子園)
 粘りの120球が福留の決勝弾につながった。阪神・メッセンジャーは7回を6安打3失点。6勝目はならなかったが、先発の役割は十分に果たした。

 「結果的にチームが勝てた。それが一番。内容としては粘らなければならない感じだった。その中で踏ん張ることはできたと思う。(福留のV弾に)ありがたかったよ」

 初回は3人を4球で片付け、直後に先制点を得ながら2回に暗転。「序盤にイライラしてしまった」。無死一塁からのロペスの捕ゴロで藤井が打者走者と接触し、二塁送球がそれた(記録は藤井の失策)。和田監督がベンチを出ても守備妨害は認められず、直後にバルディリスと倉本に連続適時打を浴びた。4回も下位打線を相手に苦戦し、1死満塁から井納のライトゴロで1点を追加された。

 しかし、これで崩れないのがエース格を任される男の意地だ。「途中からリラックスできた」。本来の投球を取り戻した5~7回では1四球以外は走者を出さず、流れを引き戻した。

 白星がつかなった代わりに勲章は増えた。7個を加えた通算832奪三振はバッキーを超え、外国人枠が導入された1952年以降の外国人投手では単独5位に浮上した。それでも「三振は気にしない。初回のように早く片付けるのが理想」とキッパリ。記録よりも勝利のために腕を振る。

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