フィリーズ、サンドバーグ監督が辞任「簡単な決断ではなかった」

[ 2015年6月27日 10:50 ]

辞任発表会見で唇をかみしめるフィリーズのライン・サンドバーグ監督 (AP)

 フィリーズは26日、成績不振を理由にライン・サンドバーグ監督(55)が辞任したことを発表した。暫定監督にはピート・マキャニン三塁ベースコーチ(63)が就任するという。

 現役時代はMVPと本塁打王、ともに1回ずつ輝き、ゴールドグラブ賞も9度獲得。指導者としては13年にフィリーズのコーチとなり、同年途中に代理監督。14年から正式な監督として指揮を執った。

 低迷するチームの再建を託されたが、監督初年度の昨季は73勝89敗で14年ぶりの地区最下位。今季も26日現在で26勝48敗とメジャー30球団で最低の成績と結果を残すことができなかった。

 本拠シチズンズバンク・パークでギリック球団社長、アマロGMとともに会見場に姿を現したサンドバーグ監督は「簡単な決断ではなかったが、遅くなるより早いほうが良いと考えた」と指揮官として身を引く経緯についてコメント。時折、言葉に詰まり、唇をかみしめる姿が印象的だった。

続きを表示

この記事のフォト

2015年6月27日のニュース