筒香1カ月ぶり!12号2ラン「チームが勝てたことが一番です」

[ 2015年6月24日 05:30 ]

<巨・D>9回2死一塁、中越え2ランを放つ筒香
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セ・リーグ DeNA7―2巨人

(6月23日 東京ドーム)
 勝利を決定付ける放物線がバックスクリーンに達した。9回にDeNAの筒香が12号2ラン。5月22日の阪神戦(横浜)以来、約1カ月ぶりの一発に「状態は悪くなかった。チームが勝てたことが一番です」と喜んだ。

 9回に梶谷の適時打で1点を加え、なお2死一塁。高木京の抜けた変化球を見逃さなかった。5月下旬には右太腿裏の肉離れもあったが、1軍同行を続けた。今月7日にスタメンに復帰。それでもチームはズルズルと黒星を重ねた。主将として、主砲として責任を感じていた男は、試合前に動いた。今季初めて選手だけのミーティングを実施。「ミスを恐れず、誰かがミスをしたらチームのみんなでカバーしましょう」とナインに語りかけた。

 「全員でつかみ取った勝利。続けたい」。2安打2打点で連敗ストップに貢献した23歳の若武者は、表情を引き締めた。

 ≪29年ぶり逆転脱出≫DeNAが巨人に逆転勝ち。3日ソフトバンク戦から続いていた連敗を12で止めた。チーム12連敗以上は7度目だったが、逆転勝利で脱出したのは13連敗中だった86年7月8日中日戦で0―1→10―2とひっくり返して以来29年ぶりだ。この日は6回に倉本、下園といずれも満塁機に適時安打を放ち一挙4点。連敗期間中は満塁のチャンスが3度しかなく3打数無安打。満塁機の安打は5月10日巨人戦の8回に倉本が右安打して以来32試合ぶりと久々だった。

 ▼DeNA・倉本(6回2死満塁から左前に同点2点打)いいところで打ててよかった。(通算10打数6安打となった巨人・高木勇とは)不思議とタイミングが合います。

 ▼DeNA・久保(5回2失点で4勝目)丁寧に投げられたけど(2回に巨人・相川に)一発を許すような一球はダメです。

 ▼DeNA・山崎康(5点リードの9回を無失点)どんな場面でも点差でも自分の仕事をするだけです。

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