01年「toto」スタート、売り上げ減少もBIG導入で人気回復

[ 2015年6月18日 11:47 ]

 「スポーツ振興くじ」がスタートしたのは01年。スポーツ振興などの財源確保のために、3月3日からサッカーJリーグの公式戦13試合の結果を予想する「toto」として販売された。初年度は約642億円を売り上げたが、以降は年々減少。06年度は約134億円にまで落ち込んだ。歯止めをかけるため、06年9月から当せん金上限3億円、キャリーオーバーを含めれば最高6億円となる「BIG(ビッグ)」が販売された。コンピューターが無作為に勝敗を選ぶ非予想くじで、今回の野球くじも同様の形式で構想されている。このBIG導入を機に人気が回復。14年度の売り上げは過去最高の約1107億円だった。

 13年11月からはプレミアリーグなど海外リーグ対象のくじが販売され、Jリーグ休止期間もくじの購入が可能に。昨年2月からは「toto」の1等当せん金が2億円から5億円へ大幅に引き上げられ、同8月と今年1月には1等10億円の「10億円BIG」も期間限定で販売された。収益はスポーツ団体や地方公共団体などに助成金として配分される。

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2015年6月18日のニュース