9連敗のDeNA 貯金最大11ついに消えた、痛恨の2失策…

[ 2015年6月13日 17:58 ]

<日・D>険しい表情の中畑監督

交流戦 DeNA2―3日本ハム

(6月13日 札幌D)
 DeNAは日本ハムに一度は追いつきながら競り負け。1分けを挟み今季最悪の9連敗で、5月16日に最大11あった貯金が1カ月足らずでついになくなった。中畑監督は「敗軍の将は多くを語らずだな。9連敗の責任はすべて私にある」と報道陣に語った。

 初回先頭打者の打球を遊撃白崎が悪送球、これをきっかけに先制されると中田に本塁打を浴びて2点リードを許した。4回には飛雄馬、梶谷の連打で1点を返し、6回には中田の失策で同点としたが連敗脱出への焦りがミスの連鎖を呼ぶ。8回に許した決勝点は象徴的だった。1死一、二塁で二ゴロ併殺打に仕留めたかに見えたが、遊撃・白崎の送球が少し高めに浮き、一塁・ロペスがミットからはじいた送球が一塁ファウルゾーンを転々とする中、二塁走者・西川の本塁生還を許した。ロペスに失策がついたが、白崎は「自分が良い球を投げていればアウトだった」と硬い表情だった。

 先発の井納は2回からは走者を出しながらも粘りの投球を見せていたが報われなかった。これで、交流戦の6カードは全て負け越し、4月25日以来の勝率5割に逆戻り。指揮官は「貯金を持って帰りたかったけどな。現状の力だと思ってはい上がるしかない」と語った。14日は19歳左腕・砂田がプロ初登板初先発の予定。日本ハム・大谷との投げ合いで連敗阻止を目指す。

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