山井また勝てず５敗…１９歳の森敬遠も谷繁監督の執念采配実らず

＜中・西＞４回無死、森に右越え本塁打を放打たれガックリの山井

交流戦 中日１―４西武

（6月3日 ナゴヤドーム）
　森に完敗だ。１―１の４回、弱冠１９歳のスラッガーに昨季最多勝を獲得した３７歳の中日山井が決勝の右越え１０号ソロを被弾。１―３の８回には岡田がダメ押しの中越え１１号ソロを浴び、広いナゴヤドームで３打数３安打２本塁打と大暴れされた。

　「コースとしては悪くなかったと思うけど、結果がああなったということは、他にも選択肢があったのかもしれない」

　６回７安打３失点で５敗目を喫した右腕が、痛恨の被弾を悔やんだ。これで５試合連続白星なしと長いトンネルに突入している。６回無死二塁では森の敬遠を指示するなど、なりふり構わず勝利を目指した谷繁兼任監督のさい配も実らない。「同じことの繰り返し。打順も巡りを見ても、何が１番いけないかを考えれば攻め方も変わってくるはず」と、珍しくバッテリーに苦言を呈した。