福良代行 色は出したが…化学反応はこれから 森脇監督から「思い切りやれ」

[ 2015年6月2日 22:39 ]

<巨・オ>球審に投手交代を告げる福良監督代行

交流戦 オリックス1―2巨人

(6月2日 東京D)
 成績不振のために森脇監督が休養するという激震が走ったオリックス。福良監督代行の下で新たなスタートを切ったが、5安打1得点と打線が沈黙し、巨人に惜敗した。

 前指揮官から「思い切ってやってくれ」とチームを託された福良監督代行は、この試合で打線を組み替え、糸井を「きっかけをつかんでほしい」と1番に据え、ルーキーの西野を「状態がよいだけにね」と自身初の3番に抜てき。両選手ともに1安打を記録した。

 「次につながる良いピッチングを見せてくれた」と先発の松葉を評価する福良監督代行は2番手のマエストリに関しても「よく頑張ってくれた」と2回無失点の好リリーフをねぎらい、最後までネガティブなコメントはなかった。

 森脇監督の休養発表後、「残りの試合、チームの潜在能力や選手個々の力を最大限引き出せるよう全力で頑張りたいと思います」と語っていた福良監督代行。自身の色も出す一方で、試合後には「足をどんどん使っていくことは続けたいね」と、森脇イズムもしっかりと継承したい考えを示した。残り88試合、森脇監督と福良監督代行の考えが注入されたチームに、どのような化学反応が起こるのか注目される。

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