ハム途中出場コンビが逆転呼んだ！谷口今季被弾なしマエケンから一発、岡Ｖ打

＜広・日＞８回１死、代打・谷口は前田健から中越えに１号ソロを放ち生還

交流戦 日本ハム７―４広島

（6月2日 マツダ）
　外野の定位置を狙う途中出場コンビが土壇場の逆転劇で主役を演じた。

　２点差を追う９回、同点としなおも１死満塁。７回から中堅に入った岡が３番手・戸田の初球を左中間にはじき返した。

　「みんながつないでくれたチャンス。どうにかしたいと気持ちだけ。決していい当たりではなかったけど、いい場所に落ちてくれた」。勝ち越しの２点適時二塁打。この回、打者一巡の猛攻でチームに３連勝をもたらした。

　１―４の８回には代打の谷口が前田健からバックスクリーンに飛び込むソロ本塁打。今季、被弾のなかった右腕に８１回１／３で初めて一発を浴びせた。９回にも同点の押し出し四球を選んだ。岡も谷口もいずれも途中出場だったが、主役級の活躍をみせた。

　ともに２３歳のヤングファイターズ。岡は「途中から出場した選手が活躍するのはチームにとってもプラスになる。これから自分自身も、もっとやらないといけないと思う」。パ・リーグ首位を走る強さの一因は、チーム内競争の賜物（たまもの）かもしれない。