“先生”なのに恐縮…広島・野村 15歳上の黒田にカーブ伝授

[ 2015年6月2日 08:12 ]

野村(左)と黒田

 あれれ…立場が逆では? 日米通算186勝を誇る広島・黒田が1日、15歳年下の“野村先生”に教えを請うた。小林投手コーチを捕手役に、本拠地の外野で投球練習する右腕のカーブを“左打席”に立って確認。握りやリリースの角度などの助言も併せて受けた。

 「いろいろ教えてもらい、いい助言をもらいました」。野村との絡みを問われた黒田はおどけながら苦笑。ヤンキースで同僚だったリベラがカットボールと出会って野球人生が変わった実例を挙げ、「祐輔やマエケンはいいカーブを投げる。すごく興味ある。どこに何のヒントがあるかわからない」と真顔で続けた。

 緩急に有効な変化球。「黒田さんにいろいろ教えたって?」。野村は照れ笑いだ。「“どんな感じで投げているんだ”と聞かれたので、ボクはこうです…と。ビックリした。緊張しました」。恐縮しつつ、40歳の旺盛な向上心に感心していた。

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2015年6月2日のニュース