西武・宮田「長かった」７年目の初白星　逆転弾おかわりに最敬礼

＜西・神＞プロ初勝利の宮田はウイニングボールを手に笑顔

交流戦 西武９―４阪神

（5月31日 西武Ｄ）
　西武の７年目左腕・宮田が４番手で７回を１安打無失点に抑えてプロ初勝利。試合後のお立ち台ではウイニングボールを握りしめて「あったかいです。実家に飾ります」と白い歯を見せた。

　１―４と３点ビハインドの７回にマウンドに上がると、今成の左前打と自らの暴投で１死二塁のピンチを招いたが、大和を内角のスライダーで左飛に打ち取って２アウト。藤井を歩かせて一、二塁となったが、最後は上本を投ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。

　するとその裏、味方打線が４番・中村の１５号逆転３ランなど５安打で一挙５点を挙げて逆転に成功。２６歳がうれしいプロ初白星を手にした。

　０８年ドラフト６位で滋賀・甲賀健康医療専門学校から入団した左腕は、お立ち台で「長かったです」としみじみ。「いろいろ失敗も多かったが、今日を迎えられたのはうれしい」と笑顔を見せ、逆転弾の中村に「ありがとうございます」と最敬礼だった。