高木勇、地元で白星 お立ち台から「お父さ~ん!お母さ~ん!」

[ 2015年5月24日 17:38 ]

<中・巨>ヒーローインタビューで笑顔の巨人・高木勇

セ・リーグ 巨人5―2中日

(5月24日 ナゴヤD)
 「お父さ~ん!お母さ~ん!」インタビューのマイクを通じて、そう呼びかけた巨人・高木勇はスタンドの方を向いてキョロキョロ。しばらくして「(どこにいるか)分かんないです」。ヒーローのまさかの行動に球場には敵地とは思えないほど明るい笑いが響いた。

 三重出身で社会人時代を名古屋で過ごしたドラフト3位右腕。7回途中で降板となったものの、初の地元登板を白星で飾り、お立ち台ではいつものように“天然系キャラ”全開だ。「あの~地元で、あの~すごくで楽しみにしていたマウンドです。両親、友達、お世話になった方々にいっぱい来てもらって、元気に投げる姿を見せられて、本当によかったなと思ってます」。

 開幕5連勝の後、2連敗を喫したが、初の地元凱旋は勢いを取り戻した。初回に2点の援護をもらうと、走者を背負いながらも得点を許さない粘りの投球で6回まで0を並べた。7回には無死一、二塁から自身の野選でピンチを広げる“若さ”も露呈したが、直後に代打の小笠原を遊ゴロ併殺に仕留める強心臓ぶりも発揮した。

 本人は「毎回、野手の方々に助けてもらっている。のびのび投げることができているので感謝しています」と謙遜したが、ハーラートップの6勝目を挙げたルーキー右腕を原監督も「安定感があるしね。コンディションを落とさず、必死にやっている」と称えた。

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