イチロー“神様”ルース超え2875安打も…マーリンズ泥沼8連敗

[ 2015年5月23日 11:36 ]

オリオールズ戦の2回、左前打を放ち、メジャー通算2874安打としたマーリンズのイチロー(AP)

インターリーグ マーリンズ5―8オリオールズ

(5月22日 マイアミ)
 米大リーグ、マーリンズのイチローは22日(日本時間23日)、マイアミでのオリオールズ戦に「7番・左翼」で出場、4打数2安打1四球でメジャー通算2875安打とし“野球の神様”と称されたベーブ・ルースの2873安打を抜いて歴代単独42位に浮上した。しかし、チームは5―8で逆転負けを喫し、泥沼の8連敗。

 4試合ぶりにスタメン出場したイチローは1―0の2回に先頭打者で左前打を放ち、あっさりと“神様”超えを果たすと、マーリンズはこの回2点を加えて3―0とリードした。

 ところが、5回に先発のアルバレスがつかまって2点を失うと、6回には4点を奪われ逆転を許してしまう。さらに8回にも2点を失い、オリオールズを上回る13安打を放ちながらも敗戦。ジェニングズ新監督就任後は勝ちがなく、イチローの快挙にも白星で花を添えることはできなかった。

 イチローは3回の第2打席が四球、5回の第3打席は見逃し三振、7回の第4打席は投ゴロ、9回の第5打席では投手内野安打を放ち、送球エラーの間に二塁に進んだ。イチローのマルチ安打はリースに並んだ18日のダイヤモンドバックス戦以来で今季7度目。打率は2割9分2厘となった。

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