オリ 天敵の大隣2年ぶり攻略、西野も安達も4安打1本塁打

[ 2015年5月20日 05:30 ]

<ソ・オ>8回1死、右前打を放つ西野

パ・リーグ オリックス8―5ソフトバンク

(5月19日 北九州)
 オリックスが昨年から4連敗中だった天敵・大隣に13年4月9日以来、約2年ぶりに攻略し、ソフトバンクに逆転勝ち。カード初戦の連敗も7で止めた。主役は9番・西野と2番・安達の伏兵コンビ。2人揃って4安打1本塁打の大爆発だ。

 口火を切ったのはルーキーの西野。2点を追う3回1死、大隣のカーブを引きつけて振り切った。普通なら右越えの長打だが、ここは両翼92メートルの北九州市民球場。右翼席へ吸い込まれる2号ソロになった。

 「体がうまく回ってくれた。大隣さんとチームが、相性がよくないのは知っていた。そこを止められたらと考えていた」

 1メートル67の小兵はプロ初の4安打。出塁すべてで俊足を生かして生還。左打ちながら左投手には20打数11安打で「いつも向かっていく気持ち」と攻めの姿勢が光る。

 西野と二遊間コンビを組む安達も負けてはいられない。3回2死で左翼席に2号ソロを叩き込む競演。5回1死三塁では右前適時打で三塁走者の西野を迎え入れるなど13年5月11日の日本ハム戦以来、2年ぶりの4安打。イキのいい若手が巻き返しをけん引する。

 ▼オリックス駿太(7回、振り逃げのボールがバックネット裏の看板の上で静止。捕手が見失う間に三塁まで進む)二塁までは迷わずいった。球は見えていなかった。三塁コーチを見て三塁にいった。

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