ソフトBなぜ…北九州7連敗 オリキラー大隣今季最悪6失点

[ 2015年5月20日 05:30 ]

<ソ・オ>6回1死一、三塁、伊藤の中犠飛で勝ち越しを許し肩を落とす大隣

パ・リーグ ソフトバンク5―8オリックス

(5月19日 北九州)
 ソフトバンクはまたも北九州で勝てなかった。2度のリードを守り切れず、終わってみれば今季ワーストタイの被安打15。これで北九州市民球場では、11年8月31日のオリックス戦から1分けを挟んで7連敗となった。

 オリックスには今季2戦2勝と相性が良かった先発・大隣だが、中5日のこの日は、6回途中で11安打を許し、今季ワーストの6失点(自責5)でKOされた。「ここという場面で踏ん張ることができなかった。しっかり粘り強く投げたかった」。大隣が北九州のマウンドに立つのは12年5月31日のDeNA戦以来、3年ぶり。連敗の中でこの試合が唯一の引き分けだったが、大隣までもが鬼門にのみ込まれてしまった。

 昨年、同球場の外野フェンスが従来の3・2メートルから2メートル伸び5・2メートルになった。両翼92メートルながら本塁打の減少が見込まれていたが、大隣は西野、安達の伏兵2人に一発を浴びた。「ホームランを打つ可能性はゼロではないので、打たれたのはしっかりコントロールできていなかったということ。今後はこういうことのないようにしっかり投げたい」。13日のロッテ戦(QVCマリン)に続き、今季初の連敗を喫した大隣は、反省のコメントを連ねるだけだった。

 鬼門を象徴するかのような珍プレーも起きた。7回2死。3番手の五十嵐は1ボール2ストライクから駿太を空振りさせたが、捕手の高谷が止めきれず、バックネットに設置された看板の上に球が乗った。高谷が見失っている間に駿太は振り逃げで一気に三塁へ。失点には結びつかなかったが、運に見放されたかのようなシーン。さらに直後の攻撃前には、花火の煙が球場内に立ちこめて視界不良となったため、2分間試合が中断。どこかリズムに乗りきれなかった。

 2位の西武が勝ったため、首位から陥落。「2日天下」となった工藤監督は、北九州での7連敗について「あっ、そうなの。次は勝つよ。(次の北九州開催は)7月だろ。7月は頑張るよ」と次回での連敗阻止を誓い、帰りのバスに乗り込んだ。

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