3冠王狙える!茂木2発で早大タイに「飛ばすコツが分かった感じ」

[ 2015年5月18日 05:30 ]

<早大・明大>8回にこの日2本目となるソロ本塁打を放つ早大・茂木

東京六大学野球第6週第2日 早大5―1明大

(5月17日 神宮)
 2回戦2試合が行われた。早大は今秋ドラフト候補に挙がる茂木栄五郎内野手(4年)が2本塁打を含む3安打3打点をマーク。チームは明大を5―1で下して1勝1敗のタイとした。慶大は立大を2―1で破り5連勝。勝ち点3で法大と並んで2位に浮上。明大は2連覇の可能性が消滅。優勝争いは早大、慶大、法大の3校に絞られ、最終週の早慶戦まで、もつれることになった。

 高校球児のように、打席に入る際は大声を出して気合を入れる。早大の元気印・茂木は、自身初の1試合2本塁打など3安打3打点の大暴れに「結果が出て良かった」と相好を崩した。

 初回、河原の右越えソロで先制した直後、明大・上原のスライダーをバックスクリーン右へ放り込んだ。3―1の8回は星の直球を右中間席へ。開幕前に腰を痛めて出遅れたが、リーグトップの5本塁打の量産に「パワーがついたというより、飛ばすコツが分かった感じ」と自ら分析した。

 日本代表にも名を連ねる左の長距離砲。視察した広島・苑田聡彦スカウト統括部長は「守っている方はあれだけバットを振られたら怖いと思う」と評した。高橋広監督も「練習から“詰まっても何であんなに飛ぶの?”という打球を打っている」と目を細める。打率・414はリーグ3位。9打点は2位で3冠王も狙える位置にいる。リーグ記録のシーズン7本塁打も視界に入るが「狙って入るものではない。自分の打撃に集中するだけ」。12年春以来の優勝へ、フルスイングを貫く。

 ▼明大・高山(3安打で歴代9位タイの通算114安打)ここで満足することなく1本でも多くチームのために打ちたい。

続きを表示

2015年5月18日のニュース