西武、ドラ2ルーキー佐野が初登板初先発 4回3失点で降板

[ 2015年5月13日 20:35 ]

<日・西>西武先発の佐野

パ・リーグ 西武―日本ハム

(5月13日 札幌D)
 西武のドラフト2位ルーキー・佐野が13日の日本ハム戦で、プロ初登板初先発。4安打3失点で4回を投げたところで降板した。

 佐野は母のウェウワンさんがタイ人で、2歳までバンコクで育ったという異色のハーフ左腕。最速149キロを誇り、平成国際大では関甲新リーグの新記録となる30勝を挙げてプロ入りした。

 2軍では先発、中継ぎで9試合に登板して防御率1・80と結果を残し、チームトップ4勝の野上が背中痛で出場選手登録を抹消されたこともあり、この日のチャンスが巡ってきた。

 日本ハム打線に対して初回を三者凡退に斬って取った佐野だったが、2回にヒットと2つの四球で1死満塁のピンチを迎えると、三塁への内野ゴロの間に先制点を許した。この際、三塁・中村の二塁への送球を浅村が落球して結局、アウトは取れず。依然として、1死満塁のピンチで中島卓に対してこの回3つ目となる押し出しの四球を与え、2失点目を喫した。

 3回にも中田に一発を許した佐野は続く4回も無死点で切り抜けたものの、再び四球絡みで満塁のピンチを招く不安定な投球。直後に味方が逆転したが、勝利投手の権利がかかる5回のマウンドにルーキー左腕が上がることはなかった。

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