巨人・高木勇ついに連勝止まる…8回途中4失点でプロ初黒星

[ 2015年5月10日 16:41 ]

初回無死一塁 関根の打球にダッシュする巨人・高木勇

セ・リーグ 巨人2―4DeNA

(5月10日 新潟)
 開幕5連勝中だった巨人のドラフト3位右腕・高木勇が10日のDeNA戦(新潟)に先発。粘りの投球を披露も、接戦の中で終盤に崩れて8回途中11安打4失点でついにプロ初黒星を喫した。

 開幕から快進撃を続けていたルーキーにとって、新潟のマウンドはほろ苦いものとなってしまった。初回に味方打線が先制点を奪ったが2回、バルディリスに右中間適時二塁打を打たれて追いつかれると、3回には2死から3連打を浴びて勝ち越しを許した。

 それでも粘った。4回を三者凡退で切り抜けると、安定した投球でDeNA打線に連打を許さず、スコアボードに「0」を並べた。だが、味方打線が7回に同点に追いついた後の8回、DeNA打線につかまった。1死後、筒香、ロペスに連続長短打を許して二、三塁とピンチを背負い、代打・後藤を歩かせて満塁。続く倉本に右前打を打たれて再び勝ち越しを許すと、さらに暴投で失点。ここで降板となった。 

 ここまで開幕から無傷の5連勝を飾り、巨人の新人では66年堀内恒夫以来49年ぶり史上5人目の快挙を成し遂げた右腕。初めて味わう敗戦に、ベンチで唇をかんだ。

 試合後、高木勇は「試合はつくれたのでは」との問いかけに「負けたらゲームはつくれていないということ」と悔しさをにじませ「落ち込んでいても仕方がない。切り替えて次、頑張ります」と前を向いていた。

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