抹消の黒田、連休明けに再検査へ…日本の柔らかいマウンドに苦慮

[ 2015年5月4日 06:00 ]

登録抹消になった黒田(中央)

 広島に8年ぶりに復帰した黒田博樹投手(40)が3日、右くるぶし外側上部の腱付近の炎症で出場選手登録を抹消された。松原慶直チーフトレーナーによると、復帰時期は不明。連休明けに再検査するという。

 黒田はキャンプ時から米国に比べて柔らかい日本のマウンドへの対応に苦慮。開幕後の早い時期に症状は出ていたが、これまではアイシングなどでごまかしてきた。しかし、3勝目を挙げた阪神戦(マツダ)2日後の4月27日にチームドクターが「右腓(ひ)骨筋腱周囲炎」と診断。1日のヤクルト戦(神宮)は治療を受けて登板したが、6回で今季ワーストの5失点で2敗目を喫していた。

 黒田本人は次の登板に意欲を見せたものの、トレーナーが止めた。緒方監督は「(登板を)1回飛ばすという感じで彼には納得してもらった」と説明した。今季は6試合に先発して3勝2敗、防御率3・46。最下位の広島にとっては計算できる投手の不在は大きな痛手となる。

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2015年5月4日のニュース