中日・吉見 防御率0・00に「ゼロに抑えれば負けないので」

[ 2015年4月23日 21:48 ]

<中・ヤ>7回無失点と好投した吉見

セ・リーグ 中日3―1ヤクルト

(4月23日 ナゴヤD)
 中日の先発・吉見が貫録の投球でヤクルト打線を7回無失点に抑え、今季2勝目を手にした。「あまり後先考えず(順位で)上にいるチームを倒してやろうという思いだけでした。ゼロに抑えれば負けないので」。試合後のお立ち台で満足げな笑顔を浮かべた。

 初回は先頭・山田にいきなり二塁打を浴び1死三塁のピンチを背負った。だが「1点はいいかな、と欲を出さないでいったのが良かった」と吉見。川端をフォークで空振り三振に仕留めると、続く雄平は中飛に抑えて切り抜けた。

 7回まで93球、毎回の9奪三振で無失点。今季初登板だった1日の巨人戦は6回無失点、2度目の登板となった12日のDeNA戦でも7回無失点で、これで20イニング連続無失点、防御率0・00と抜群の安定感を見せている。

 「また始まったばかりですし」と苦笑しつつも「ゼロに抑えるのはいいこと。1球1球、気持ちを込めて投げていきたい」。一昨年の右肘手術から完全復活を目指す吉見は、そう言葉に力を込め、長いシーズンを見据えた。

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