2軍からはい上がった男が連敗止めた!DeNA荒波ダメ押し3ラン

[ 2015年4月23日 05:30 ]

<D・神>6回2死一、二塁、荒波(右)は3ランを放ちバルディリスに迎えられる

セ・リーグ DeNA7-4阪神

(4月22日 横浜)
 ようやく長いトンネルを抜けた。連敗を7で止め、11日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、実に11日ぶりとなる白星を手にしたDeNA・中畑監督は「いやぁ、勝つって大変だね。本当に。おめでとうございました」と大きく息をついた。

 初回に筒香の右越え5号2ランで10試合ぶりに先制しながら、3回にはもう逆転された。2回から4回にかけては6者連続三振を喫するなど、阪神・メッセンジャーの前に追加点が奪えない。

 意地を見せたのは1点を追う6回だった。2死二、三塁でロペスがフルカウントから「どんな球種にも対応できるようにミートを心掛けた」とカーブを叩き、左翼線を破る2点二塁打。前日は指揮官から「打ちにいく時に、グリップが下がる」と打撃指導を受けた助っ人が逆転打を放った。さらにバルディリスが四球を選ぶと、続く荒波が右越えに2号3ランを放ち、突き放した。開幕は2軍スタート。10日に出場選手登録された荒波は「ハマスタのお立ち台に上がった時が今季のスタートだと思ってきたので、本当にうれしい。連敗が止まったので、今度は連勝を伸ばしていきたい」と声を弾ませた。

 最大4あった貯金はすべて吐き出してしまったが、中畑監督は「一つ勝つことによって、方向転換ができる」と前向きだ。大型連敗を喫したとはいえ、まだ借金は2。これから巻き返すチャンスは十分にある。

 ▼DeNA・モスコーソ(3勝目も左太腿裏の張りで7回2死で緊急降板。23日に精密検査)どの球種も狙ったところにいっていた。脚の方は次の登板までに回復するように努めたい。

続きを表示

この記事のフォト

2015年4月23日のニュース