小谷野移籍後初V打!オリ6連敗で脱出 森脇監督「借りたもの返す」

[ 2015年4月17日 05:30 ]

<オ・ソ>8回2失点で今季初勝利の東明(右)と握手する森脇監督

パ・リーグ オリックス6―3ソフトバンク

(4月16日 京セラD)
 オリックスがやっと勝った。ソフトバンクに逆転勝ちし連敗は6でストップ。先制を許す難産の末の今季3勝目は、FA移籍した小谷野のバットがもたらした。2―2の同点で迎えた5回2死一、二塁で東浜のカーブを中前に弾き返し、勝ち越し点を奪った。「オリックスの小谷野」として初めて上がったお立ち台で笑顔が弾けた。

 「(3回2死満塁で中飛に終わった)前の打席でチャンスで打てなかったので、何がなんでも打ってやろうと思っていた。ヒーローインタビューに立つことが目標だった」

 大補強打線の1人として期待は大きかったが、ここまで打率1割台と低迷。途中出場が多くなり、この試合が2試合ぶりのスタメンだった。「チーム的にも、ぼく的にも結果が出ていなかった。こういうところで1本出るのは、気分的に大きい。これを機に打ちまくりたい」と、上昇気流に乗ることを誓った。

 6連敗のうち、逆転負けが5度。中盤のチャンスをものにすることができない試合が続いていた。それだけに5回の3得点は森脇監督にとっても待ち望んだものだった。2死から3得点したことに「効果的な攻撃ができ」と手放しで評価した。

 打線は、復調ムードが見える。前夜も敗れたとはいえ11安打。この試合も10安打と、今季初めて2試合連続の2桁安打を記録。11日の楽天戦から3番固定の糸井も5試合連続安打と存在感を示し、この日も3安打。主砲のカラバイヨも3試合連続で打点を挙げるなど、つながりをみせている。

 借金はまだ11あるが、投打がかみあった勝利に指揮官も「借りたものは返していきます。しっかり」と、言葉に力を込めた。

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2015年4月17日のニュース