DeNA 単独首位返り咲きも指揮官ヒヤリ、辛勝に「隙があった」

[ 2015年4月12日 06:00 ]

<中・D>6回、伊藤から頭部死球を受けるバルディリス

セ・リーグ DeNA8―6中日

(4月11日 ナゴヤD)
 1日で単独首位に返り咲いたDeNA・中畑監督の表情はさえなかった。6点リードの楽勝ムードが6回に1点差まで詰められて逃げ切る辛勝に「気持ちの中で隙があった。野球の怖さを教えてもらった。勝ちゲームが唯一の救い」と振り返った。

 頼もしい助っ人の2発が効いた。ロペスが1点を追う2回にバックスクリーンへ4号逆転2ランを放ち、8回も「日本で3年目。どういう投手か分かっている。スライダーを狙っていた」と又吉から5号左越えソロ。バルディリスが6回、左後頭部に死球を受けて負傷退場と重苦しい雰囲気の中で勝負を決める一撃に、指揮官も「やり返してくれたね。バルさんの分まで」と目を細めた。5本塁打、12打点はいずれもリーグトップだが「今の段階で数字は気にしない。チームの勝利が大事」とロペス。白星を積み重ねるために打ちまくる。

 ▼DeNA・山口(5回0/3を6失点で今季2勝目)6回は単調になってしまった。次は長い回を投げられるようにしたい。

 ▼DeNA・山崎康(9回を3者凡退で今季4セーブ目)投げていくうちにブルペンでのつくり方とか良い勉強になっている。

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